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提言作成実行委員会の第2回目の勉強会を行いました!
今回は、既存の宣言や提言について学びました。
以下のような内容です。
長文ですが、ぜひ読んでみてください☆
第二回学習会の前半報告
①まずはじめに、日朝平壌宣言を要約し、その中身を共有しました。
日朝平壌宣言:
http://www.mofa.go.jp/Mofaj/kaidan/s_koi/n_korea_02/sengen.html(外務省HPより)
冒頭で、「不幸な過去」という表現があることを確認しました。
それから、植民地支配について日本側が謝罪する文章がある一方で、
経済支援がそれに続いていることを確認しました。
②続いて、鄭栄桓「「不幸」と「不正義」――「日朝平壌宣言」批判という文章を要約し、内容を共有しました。
http://gskim.blog102.fc2.com/blog-entry-4.html
植民地支配の過去を「不正義」ではなく「不幸」とする限り、
植民地支配責任の追及は回避されること、したがって謝罪と経済協力とは矛盾しない、
ということが書かれていました。
それから、冷戦期の国家暴力についても、共和国側のことしか書かれておらず、
日本政府による在日朝鮮人弾圧のことが書かれていないという指摘を共有しました。
③最後に、ブログ「日朝国交「正常化」と植民地支配責任」の
内容を共有しました。
http://kscykscy.exblog.jp/9273957/
まず、平壌宣言では植民地支配責任の問題が「日本無答責」となっていることから、
共和国が「大妥協」を呑んだ、という主張がありました。
さらに、「平壌宣言」と国交正常化は別のことなのに、「平壌宣言に則って国交正常化を!」と言うと、
朝鮮植民地支配に関する認識も平壌宣言と共有してしまうため、危険であることが書かれていました。
つづいて、岩波の『世界』に載った「共同提言 対北政策の転換を」については、
まず、「対北」とすることで、侵略・植民地支配の歴史をふまえた国交回復ではなく、
単に隣接する朝鮮半島の北部地域として国交を回復しようとしている問題が指摘されていました。
さらに、国交正常化によって変わるべきなのは共和国とされていて、日本が変わるべきという認識がないこ
とが指摘されていました。
その他、いろいろと提言の問題が指摘されていましたが、
基本的には、植民地支配責任を回避しているという点で、「平壌宣言」と「共同提言」は認識を共有しているということがわかりました。
●汲み取るべき点、反省点
今回の学習会では、まずなによりも、提言においては文面がすべてだ、ということを学びました。
「不幸」という言葉もうっかり使ってしまいそうな言葉ですが、言葉ひとつの選択が、
提言の姿勢を決定する以上は、自分たちの立場を明確にし、
書くべきことは明快な言葉で書かなければならないとわかりました。
また、植民地支配責任に関する立場と言及が、回避できない重要な問題であることもわかりました。
反省点としては、ネット上で読める文章しか取り上げなかったため、
信憑性について少し疑問が挙げられました。
発表者としては、書かれたものがしっかりしていればネット上でも問題はないと思っていますが、
後者のブログは匿名であることもあり、疑義が出るのは当然なので、著者がどういう人なのかわかる
資料をもっと用意すべきだったと思いました。
また、「大妥協」と言った言葉や「平壌宣言」についての厳しい批判を、どう受け止めるのか、
現場で闘っている人はそんなに割り切れないんじゃないかという議論も出ました。
発表者としては、「平壌宣言はだめだ」という結論ではなく、
まずはその問題点を共有したかったので、実践として提言を書いていく上で、
割り切れない部分も含めて議論を深めていく必要があると思いました。
最後に、私たちがひとつの提言を書く場合に、主語をどうするか、
それぞれの立場の違いを無化せずに、しかしひとつにまとめるにはどうするか、
という点の議論が欠かせないことを確認して学習会を終えました。
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