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「日朝友好学生の会」は、日本人と在日朝鮮人の学生が中心となり、過去の不幸な歴史と向き合いながら、フィールドワークや学習会などさまざまな日朝友好運動を展開しています☆
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 東九条フィールドワーク報告後編です☆
朝鮮学校を出発し、実際に東九条を歩きながら勉強しました。

東九条の事情にお詳しい立命館大学研究員の山本崇記さんにつとめていただきました。

京都といえば観光地として華やかなイメージが強いと思いますが、
今回のフィールドワークではそんなイメージの裏に隠された京都の素顔に触れることができました。

東九条は、JR京都駅の南、鴨川より東に位置し、京都で在日朝鮮人がもっとも多く住んでいるところです。

ここに朝鮮人が住むようになったのは、1920年代、土木工事や京都の地場産業のひとつである友禅染め関係の染色工場が多くあり、その末端の仕事に従事する者が多かったからことが要因でした。
(参考サイト:東九条マダン http://www13.big.or.jp/~madang/history/history.html)
 
 c94e122c.jpeg

   
↑昔はバラック小屋が並んでいた鴨川の河原

今は改良住宅が建てられ、河原もきれいになりました。

北から流れてくる川は東九条にくる頃には水量も減ってしまいます。
ときには日照りで涸れてしまい、ときには洪水で氾濫しました。
この地域がいかに住みにくい場所であったのかを知ることができました。
 

 
IMG_1130.JPG aruku.jpg

映画「パッチギ!」の撮影場所になった場所を見学したり、
在日1世の方々をケアしている生活センターをちょっとのぞかせてもらったり
かつて東九条マダンの練習場所になった公園で休憩したり・・・


IMG_1139.JPGc9f3befc.jpeg
  
 

 



 
「自分の考えている『歴史』というものがすごく狭いものであったということがわかった。
 自分は今まで人のいない歴史を見てきたと思う。
 これから自分に何ができるか、歴史をふまえて考え、行動していきたい。」

「東九条では様々なマイノリティが助け合う空間ができていて、
 そういう空間がもっと広がっていけばいいなと思った」

「若い私たちがともに考え、語り合う場があるのはとても重要だと思いました。」



など、フィールドワークの感想をいただきました。

いまだに東九条に対する偏見や差別はなくなっていません。 

今回のフィールドワークで得たものを、忘れずに日常の中でどう行動していくか?を
考えるきっかけになれば幸いです。

お忙しい中、講師をしてくださった山本さん、見学させていただいた施設の方々。
ありがとうございました!

そして、参加してくれたみなさま、本当にお疲れ様でした!
 

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京都からの報告です♪

6月27日に京都市内の東九条でフィールドワークを行いました。
在日朝鮮人、日本人、韓国人、中国朝鮮族など多様なルーツを持つ約30名の方々に参加していただきました。本当にありがとうございます!!

午前中は、朝鮮学校を訪問しました。
メンバーの一人が感想文を書いてくれましたので、ご紹介します。
ぜひ読んでみてください。


京都朝鮮第一初級学校

あらがって、
そこにいる、
亀、

京都朝鮮第一初級学校は十条通りと鴨川に挟まれるようにして建っています。
麺がおいしいラーメン藤の向かい側に建っています。
私たちが校門を入るとまず、元気に遊ぶ子どもたちに出会いました。
案内してくださる先生の話を聞いている間、子どもたちは私たちの間をすり抜けて走り回ります。

この日は授業がなかったので部活動を見学させていただきました。
校内ではオモニ会のバザーが開かれています。階段を上るとあちらこちらに、色とりどりの朝鮮語が貼られていて、一段一段が大切な階段だと感じました。

部活動は、最初に舞踊を、続いて声楽を、最後に吹奏楽を見せていただきました。
舞踊の難しいステップや、声楽の見事なハーモニー、吹奏楽のてきぱきとした演奏など、どれも水準が高く感心させられました。王様のカボチャの歌が耳に残りました。

見学後、教室でスライドと映像を使って京都朝鮮学校の歴史と現在までの取り組み、日本政府からの援助がほとんどない現状について先生が講義してくださいました。
現在、学校の前にあるグラウンドも、公園であって校庭ではなく、高速道路の工事で半分くらいになってしまっています。
厳しい状況の中で、だからこそ民族の誇りと教育の輝きを守るのだという、先生方はじめ多くの方々の気概を感じました。

525731d4.jpgf5e6611b.jpg








 

↑半分になってしまったグラウンド  

その後、休憩をはさんで班に分かれ、昼食をとりながら感想交流を行いました。

日本の学校に比べて教室がにぎやかだ」
朝鮮学校はみんなで作るという雰囲気がある」
朝鮮学校に通っていたのでこれが当たり前だったが、今になって大切さがわかった」

など様々な声があがりました。
それぞれの生きる姿勢・立場によって感じ方が違うという、当たり前のことを再確認した時間でした。


7690aefe.jpg民族教育については、例えばチマチョゴリ制服を女生徒に着せることで、子どもたちに運動を背負わせているのではないかという声もあるかと思います。

ですが、チマチョゴリ制服も女生徒たちの自発的な着用によって広がったように(韓東賢『チマ・チョゴリ制服の民族誌』双風舎、2006)子どもたちは決してただ受動的なだけの存在ではないということを、この日の見学を通して感じました。

特に部活動において、物怖じすることなくその成果を披露してくれた子どもたちの姿には
尊敬の念さえ抱きました。

日本の学校と何が違うのだろうかと考えていた私の頭に、
ふと、ある無名詩人の書いた「亀」という詩が思い起こされました。

忙しい中、大勢でおしかけた私たちを快く案内してくださった先生方に、あらためて感謝いたします。

ありがとうございました。
京都からの報告です☆

新入生歓迎の意味もこめて、5月10日に京都の八瀬にて
フィールドワークとBBQ交流会を行いました。


フィールドワークでは、京都大学人文科学研究所教授で、朝鮮近代史・東アジア関係史(主に日本による朝鮮植民地支配の時期)を専門にされている水野直樹先生に講師をつとめていただきました。
 
以下のようなコースで、フィールドワークを行いました。

  叡電出町柳駅集合
  
     ↓(叡電で「三宅八幡」または「八幡前」)

  三宅八幡神社(韓国合併奉告祭碑)
  
     ↓(歩いて)

  崇導神社(百済王族の子孫の高野新笠の子であり桓武天皇の弟である早良親王を祀っている)
  
     ↓(歩いて八瀬ケーブル駅)

  ケーブルカーの線路を見る
     ↓

  「平安遷都1100年記念塔」を見る(これは朝鮮に関わるものではない)
 
京都市左京区のケーブル八瀬駅からケーブル比叡駅に至るケーブルカー路線は、1925年に開業しました。ケーブルカーの高低差は561m、これは日本最高だとされています。
それに接続されているロープウェイは日本初で、1928年に開通しました。
今でも、多くの観光客が利用しています。
しかし、その比叡山ケーブルカー・ロープウェイ工事は、多くの朝鮮人労働者で支えられていました。
その周辺にも、近代の日朝関係史を刻む数々の遺跡をみることができます。
 
今回のフィールドワークでは、普段生活のそばにある「朝鮮」を感じることができました。
 
・三宅八幡神社 eb2c8caa.JPG
 
 
 
 
 
 
 
 
・韓国合併奉告祭碑
 41934698.JPG
 
 
 
 
 
 
 
 


・解説を聞く参加者の皆さん
6feef51c.JPG
 
 
 
 
 
 
 
 
・その前に、「ひっそり」と聳え立つ「平安遷都1100年記念塔」
 yase.JPG
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・ケーブルがよく眺めることができるところまで登りました
 2d1c2a6f.jpeg
 
 
 
 
 
 
 

丹念に積み重ねられた石から、当時の過酷な労働が想像できました。
 
 
最後は、焼肉やキムチ、ビールを飲みながら、フィールドワークで感じたことなどを共有しあったり、ディスカッションしました。  

今回のフィールドワークでは、様々な立場の方々に参加していただきました。
在日朝鮮人・日本人学生はもちろんのこと、韓国人留学生やアメリカ人留学生。
また学生ではなく、社会人の方にも参加していただきました。
  
みなさんのおかげで意義のある会になったと思います。

  

今回得たものを忘れずに、日々の生活に持ち帰っていただければと思います。

また忙しいなか、講師をつとめてくださった水野先生、ありがとうございました☆
 
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