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「日朝友好学生の会」は、日本人と在日朝鮮人の学生が中心となり、過去の不幸な歴史と向き合いながら、フィールドワークや学習会などさまざまな日朝友好運動を展開しています☆
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更新が遅くなって申し訳ありません!!
 
7月11日に「朝鮮学校にも『高校無償化』制度の適用を!7.11京滋集会」が
京都テルサで開かれました!!

基調講演として弁護士の江頭節子先生をお招きし、
国際的な視野から日本政府が行っている朝鮮学校など在日朝鮮人に対する差別的な政策についてわかりやすく講演していただきました。

またリレートークでは、
朝鮮学校アボジ会・オモニ会、朝鮮高校生(ビデオ)、朝鮮高校教員、詩人の河津聖恵さん、
京都朝鮮第一初級学校の日本人オモニ、排外主義とたたかうネットワーク関西、
サンタナ学園(滋賀県)のナカタ校長先生からそれぞれの立場からこの問題についての発言をいただきました。

特に朝鮮高校の生徒のメッセージからは、この悲しい現状に向き合っているしっかりした姿勢と、この差別がなくなってほしいという純粋な気持ちが伝わってきました。

彼らの一番身近な存在であるご家族や朝鮮学校の教員の方々も、
子どもたちを何の心配もなく学校に通わせ、勉学やクラブ活動に打ち込ませてあげたいという
切実な思いを話してくださいました。
 
uketuke.jpg  a.jpg
↑続々と会場に集まる人々             ↑ 200人の会場がいっぱいになりましたw

私たち日朝友好学生の会@京都としては、
そのリレートークに組み込むビデオメッセージを作成し、上映しました5360183.gif

当日会場にお越しいただいた上記の方々のほかに、
普段耳にすることのできない人々の声を会場にお集まりいただいた方々にも届けたいということで、
今回インタビュー及びメッセージにご協力いただいたのは、

①「ヘイトスピーチに反対する会」などに参加されている常野雄二郎さん、

②先日お伺いした滋賀県立大学の河かおる先生

③元鷹峯小学校長先生の栗山正則先生

④東京在住の在日中国人の趙夢さん、

そして⑤京都市内在住の在日朝鮮人二世のハルモニでした。
 
(①④の方々については、
 実行委員メンバーの方の提起によりメッセージに組み込ませていただきましたw)

 
高校無償化問題そのものについての是非や、
植民地時代と比較して根本的に変わっていない「日本人化教育」がなされていること、
民族学校に通うことの意味、さまざまな切り口で、それぞれの立場から貴重な意見を聞くことができて、とても考えさせられました。

鷹峯小学校と朝鮮初級第三小学校のように、
お互いが歩み寄り、知りあっていくことで友情を築いていくことは、政治なんかよりとても簡単で、
しかしながら一番大切なことだと実感しました。

また、在日朝鮮人二世のハルモニからは、かつて自分が幼い時にはなかった朝鮮学校に通い、
日本に居ながらも朝鮮人として自国の文化・言語・誇りを守っていく大切さ、
そしてその権利が政治によって不当に差別されることについて怒りと悲しみの思いが
伝わったのではないでしょうか。
 
署名も目標を超える人数分が集まりました!!
これまで署名活動に力を注いでこられた方々や署名してくださった方々、
それぞれの想いが上京団のオモニたちに託されました。

ありがとうございます!!
 

高校無償化制度が施行されて4カ月余りが経ちますが、
依然として朝鮮学校への適用が見送られ続けていることは本当に痛ましく、
政治によって教育に差別が持ち込まれたことにほかなりません。

また、今年が韓国併合100年ということもあり、
これからの日朝関係を考えて行く上でもこの高校無償化の問題について早急に解決されるべきであり、理不尽に差別された朝鮮学校の生徒たちを守り支えていかなければなりません。
 
私は、1カ月前からこの日朝友好学生の会@京都の活動に参加させていただいており、
まだまだ自分の知識のなさが恥ずかしく思います。
 
しかしながら、京都の朝鮮会館でサッカーW杯の共和国VSポルトガルの試合を観戦したときに出会った初級学校の子どもたちとの触れ合いを通して、
『この子たちがいずれ成長して高校生になるときに、「私たちは日本から差別的な扱いをされている」
と感じながら生きていってほしくない』と強く感じました。

韓国併合100年を迎え、次の100年でいかに日朝関係を良くしていくことができるのかは、
この高校無償化問題に大いに関係していると私は感じます。
 


最後に集会のアピール文を掲載します。

            朝鮮学校にも『高校無償化制度」の適用を!
               7.11 京滋集会 アピール
 
 今年4月から施行されたいわゆる『高校無償化制度』(公立高等がっこうに係る授業料の不徴収及び高等学校等就学支援金の支給に関する法律)制度において政府・文部科学省は、外国人学校31校を含む高等教育課程のある学校には制度を適用したものの朝鮮学校のみ検討委員会をつくり判断するとして保留しています。

 私たちは学校の形態・内容を問わず日本という地域で高等教育課程を学ぶ全ての生徒に適用すべきだと考えます。政治的理由のもと特定の学校のみを検討委員会で審査したり、制度適用を保留したりすることは、明らかに差別であり、許されることではありません。

 来日したピレイ国連人権高等弁務官は、日本での高校授業料実質無償化の対象に朝鮮学校を含めるかどうかの問題について、朝鮮学校が除外された場合、「差別」に当たるとの見解を示し、高校授業料の実質無償化を「大変良い進歩的な措置」と評価した上で、
「教育を受ける権利は日本に住むすべての人に広げられなければならない。でなければ差別だ」と強調。「授業料の免除はすべての生徒に広げられるべきだ」と発言しています。

文科省の対応は国際的にも非難をあび、学習権を侵害する重大な過ちです。
朝鮮学校にも『高校無償化』制度を適用せよとの声は大きく広がり、
50万人を越える人々の署名が集まり、文科省への要請活動となっています。

わたしたちは本日、京都・滋賀に在住するひとりの人間として、こんな理不尽なことは許さないと「朝鮮学校にも『高校無償化制度』の適用を!7・11京滋集会」を開催し、アピールを発表することにしました。

 文科省は、直ちに朝鮮学校にも『高校無償化制度』を適用し、4月の施行時点にさかのぼって高等学校等就学支援金を支給することを求めます。

2010年7月11日
 朝鮮学校にも『高校無償化制度』の適用を!7.11京滋集会 参加者一同


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